2017.03.31 03:00そのナポリタンにのって/小坂逸雄ナポリタンという料理が気になってから久しい。特に思い出があるわけでもなく味もとくに興味がないけど、ナポリタンという言葉の響きにはディズニーランドや天空の城がかもす趣きと同じものを感じていた。想いは募り、ついに先日小豆島では良く知られたナポリタンが食べられる喫茶店へと足を運んだ。お...
2017.03.27 14:35味噌作り/大塚智穂朝10時。参加者7名にざっくり流れを説明し、味噌作りスタート。【味噌作りの流れ】生の米麹をほぐし、塩と合わせて「塩きり麹」をつくる。茹でて柔らかくなった大豆をつぶす。つぶした大豆と塩きり麹をよくまぜ、こぶし大の味噌団子をつくる。焼酎などで消毒した保存容器に塩をふり、味噌団子を容器...
2017.03.24 03:00大家の爺さんのシイタケづくりを手伝う その3/小坂逸雄ご存知のことと思うけど、シイタケは菌を原木に埋め込んで栽培をする。菌というのは原木に開けた穴に埋め込む耳栓のような形をしたアレだが、埋め込む作業は見たこともやったこともなかった。その日はその菌を植え付ける作業だったのだが、実はボクは菌全般の取り扱いに対して完璧に心を閉ざしていて、...
2017.03.20 14:10とうふのにおい/大塚智穂 「ちほちゃんってとうふのにおいがするよね」小学生のころ何度か言われたことがある。言われた時は決まって自分のウデのあたりをクンクンして「とうふのにおいって、どんなにおい?」と聞き返すも「とうふはとうふのにおいだよ。おいしそう」と返ってきた覚えがある。手前味噌のワークショ...
2017.03.17 10:00おじさまの資料/小坂逸雄昨年六月に新岡山港で話しかけられて知り合ってから親切にしていただいている小豆島の西側に住むとあるおじさまは、島の東にある坂手に来ると、決まって手土産を片手にボクのいる事務所に立ち寄ってくれる。手土産というのは船の写真や絵、ポスターなどをパソコンで加工してつくったオリジナルのポスト...
2017.03.16 06:05小豆島の山なみ/山本貴道 13年前、ガイドになろうと小豆島に帰ってきたものの、僕は島のことをあまりよく知らなかった。そもそもこの島にはガイドできるような面白いところはあるのだろうか?まずは地図を頼りに島をめぐった。 寒霞渓、オリーブ畑、お寺、農村歌舞伎舞台、棚田、醤油蔵、etc. 島の中には魅力あふれる...
2017.03.16 05:45ピアノのお稽古/Nemu Kienzle いまはスイスに住んでいますが、わたしは高校からアメリカに留学するまで東京に住んでいました。その頃、わたしがピアノを習いたいならおじいちゃんがピアノを買ってくれるという話はあったそうですが、アパートに置く場所がなく、ピアノは習いませんでした。その後、音楽の授業で音符を習い始めて、...
2017.03.16 05:20小豆島から台湾へ、そして京都へ/平野甲賀 描き文字がメインテーマであるかのような仕事ぶりで、写真やイラストレーションなどとのコラボよりも、むしろ絵画的要素のつよい日本語を主題に選んだことを、今までにも、縷々述べたきた。台湾で、僕の描き文字を420ミリ×490ミリの一定の寸法で72点に作品をしぼって展示できないだろうかと...
2017.03.13 14:55柑橘スパイラル/大塚智穂少し前に、誕生日を迎えた友人に「八朔、甘夏、スイートスプリングのタルト」をプレゼントした。ザクザクのタルトにはカカオ豆入り。こっくりとした豆乳カスタードクリームをぬり、バナナを敷き詰め、さらに豆乳カスタードを重ねる。柑橘は無農薬の八朔、甘夏、スイートスプリングをのせ、冷凍しておい...
2017.03.10 03:00大家の爺さんのシイタケづくりを手伝う その2/小坂逸雄先日、縁側に置いていた多肉植物の上に座ってしまった大家の爺さんの手伝いで午後一番に裏山の畑へと向かった。畑と言っても今は雑木林になっていて、爺さんはそこに生えているドングリの木をシイタケの原木にしている。去年の暮れにそれらをチェーンソーを使って切り倒していたのだが、その日はそれを...
2017.03.08 08:00庭先養鶏はじめました3/よしのももこ一年前、東京の郊外の小さな街で迷走を続けていた私たちに庭先養鶏への扉を開いてくれたのは、かつて岐阜の山村で自然卵養鶏を営んでいた中島正(なかしま・ただし)さんの著書でした。自分たちの生きる糧を得るためにエネルギーを使って働く。アダムとエバがエデンの園を追放されたことによって、人間...
2017.03.06 14:30ひじきの朝/大塚智穂 「ちほちゃん、2月28日が大潮だから朝6時30分頃に再びひじきを見に行こうと思う」と、『その船にのって』にも寄稿しているカヤックの山ちゃんが、声をかけてくれた。再び、というのは、1か月前の大潮の日にも同じようにひじきを見に行こうとしたけれど、ほとんど育っていなかった...