2017.04.30 00:40豊島の鶏舎に行ってきた/小坂逸雄桃子さんの寄稿を読んだら、その鶏舎とやらをひと目見たくなってしまったので豊島に行くことにした。同じ豊島に住むドンドロ浜商店の浦中嬢を運転手として駆り出し、車で鶏舎へと連れて行ってもらう。くねくねデコボコした島の道は長閑だったけど、車窓から見える新緑からは気合いが満ちていて、そのギ...
2017.04.17 13:50栃木から来た2人/大塚智穂3年前、小豆島で一緒にカフェをしていたあやちゃんが、1年ぶりに島に遊びに来てくれた。あやちゃんは栃木出身で、「小豆島でカフェをオープンするので一緒にやらないか?」という話から、1年という期間限定で栃木から小豆島へ来たというなんともスゴイ娘だった。私とあやちゃんの2人で切り盛りして...
2017.04.14 15:00豊田市で考える、我がアイデンティティー/山本佳奈子 前回のエッセイでは沖縄移住後最大のホームシック期間であることを吐露していたが、その後、無事に1週間ほど日本本土へ脱出し、リフレッシュすることに成功した。地元である尼崎や大阪のみならず、愛知県豊田市にも赴く機会があったのだけれど、今回は豊田市での出来事を記すことにする。 音楽に携...
2017.04.13 15:00その目線の先。ビーフン。/小坂逸雄台湾は桃園空港に到着したのは日本時間の22時近く。さすがに甲賀さんの足元もフラついていたので、入国審査後すぐに空港内のカフェでお茶をすすりながらひと休みした。空港内とはいえ小豆島とは違う湿度を経由して台湾のガチャガチャしたムードが伝わってくる。疲れも相まって興奮してきた。心身を台...
2017.04.10 14:10ゲタ/大塚智穂桜も満開になり、先日は濃霧でフェリーが停まったりと、すっかり春の小豆島です。瀬戸内海に浮かぶ小豆島では、スーパーなどでもよく並ぶ魚に「ゲタ」と呼ばれているものがあります。一般的によく知られている名前でいうと「舌平目」のことで、島でよく見かけるのは体が薄っすら赤い「舌平目」。「ゲタ...
2017.04.07 00:55移動日/小坂逸雄3月29日、高松港で平野公子さんに見送られながら、平野甲賀さんと一緒にタクシーで高松空港へと向かった。その日は二日後に迫った台中(台湾)で開催される甲賀さんの展覧会のための移動日で、春めいた暖かな陽気だった。空港までの道中、甲賀さんはあてのない話をしていたが、その表情から訪台を心...
2017.04.03 14:05ブロッコリーの子、子ブロッコリー/大塚智穂産直で野菜を見ていると、通路にコンテナが直置きしてある。なんだろうと近づいてみると、「詰め放題1袋100円」と書いて透明なビニール袋の束が置いてある。コンテナの中は緑の葉っぱでワサワサしている。よくよく見てみると、そのワサワサしている葉っぱの中に、小さなブロッコリーがいくつも顔を...
2017.04.02 07:05僕と落語 -7/蒲敏樹「落語はやっぱり主催じゃなくて、お客さんで聴きに行くほうがええな。」前回も、そして今回も福田港で港を出て行くフェリーに歌之助師匠と笑福亭呂好さんを見送りながら、カミさんと二人で交わした会話である。ところが、その舌の根もかわかないうちに、しかも車に乗り込み自宅へ向けて走り出した直後...
2017.04.02 06:15岡﨑造船株式会社 岡﨑英範さん世界各国からヨットの注文を受けていると聞く岡﨑造船。小豆島の北側、大部地区にある工場は岡山と神戸を臨む穏やかな海に面しています。ヨットってどんなものか、なぜ世界からお客さんが来るのか。先代の跡を継ぎ、44歳で四代目社長となった岡﨑英範さんにお話を伺いました。