2016.12.23 12:35一筆啓上仕り候/小坂逸雄家浦港(豊島)でのフェリーの待ち時間、チケット売り場でキョロキョロしていると一角に豊島の野鳥分布図みたいなものが貼られているのに気が付いてしばらくそれを眺めて時間をつぶしていた。「一筆啓上仕り候」ぜったいにこういう風に聞こえないとは思うけど、この際それはどうでもよくて、この妙なフ...
2016.12.19 14:50ジェーンとジェームスその2/大塚智穂以前、オーストラリアから日本ツアーで小豆島に来てくれたジェーン&ジェームス。実は、お別れの時に私が使っている自家製の味噌や御塩、正金醤油さんのぽん酢や八方だしをプレゼントしていた。というのも、ジェーンの妹のジョーは、「ジョーのキッチン」という歌があるくらいお料理が自慢だと聞いてい...
2016.12.18 12:30冬の旅/平野甲賀「描き文字」の作品展をしようと思い立ち、いま準備にとりかヽっているところだ。PCの中に捨てきれずに溜まったまヽでいる仕事の断片をひろい集めて、手を加え化粧を直して再登場させる。つつき回し、ちょっとしつこいようだが、これはPCならでは出来ぬ作業なのだ、ついしつこくなる。それともこの...
2016.12.15 03:00僕と落語 -5/蒲敏樹毎日、夕ご飯を作るカミさんの包丁の音を聞きながら晩酌をする僕は、自他共に認める酒呑みである。よって、数ある落語のネタの中でも酒呑みの出てくるネタは、大概好きである。僕の晩酌の相手をしながら、「だれそれ(噺家さん)の酒を呑む仕草は真に迫っている」とか、「あの噺を聴いてたら、呑みたく...
2016.12.12 11:20しあわせのとりクッキー/大塚智穂島で生活していると、日々、色々な人のお世話になっているなぁと感じます。なので、私にできることがあれば、なんでもやろうと決めています。つい先日は「ケーキを作って欲しい」とリクエストがありました。リクエストをくれた彼とは2013年に小豆島で知り合いそのまま小豆島に移り住みました。島で...
2016.12.09 10:00大家の爺さんのシイタケづくりを手伝う その1/小坂逸雄大家の爺さんがシイタケの原木を山から切り出したいらしく、手伝って欲しいというので一緒に裏山へ行ってきた。てっきり爺さんが木を切り、それを運んだり枝を払い落とすだけかと思っていたら、「アレとアレを切ってくれ」と大きい木を指さしチェーンソーを手渡された。丸ごと一本ボクに切り倒してもら...
2016.12.06 12:30徳島ラーメン、叶わず/小坂逸雄平野甲賀さん、公子さんと一緒に徳島県にある和紙工場へ打合せに行ってきた。打合せも大事なんだけど、徳島ラーメンが食べたくてしかたなかった甲賀さんたちは、打合せ場所までの道中、車窓からラーメン屋を探していた。しかし景色はひたすらに山、山、山。名も知らぬ山々の紅葉に目をやりながら、きれ...
2016.12.05 14:50初収穫/大塚智穂我が家の庭には一歩農園と名付けた家庭菜園があります。そこでは3種類の柑橘を植えました。レモン、ライム、はるみ。過去の業績としては、レモンが3つ。今年初めて3年前に植えた「はるみ」が8個の実をつけました。貴重な8個の実は大切な人たちに1つずつプレゼントしました。そして、自分たちも味...
2016.12.01 00:00宮里千里さんのこと/山本佳奈子 先日『イザイホー』という音源が全国発売された。民俗祭祀採音者の宮里千里(みやざとせんり)さんが、1978年に久高島の祭祀「イザイホー」に数日間張り付いて録音した音源の、ごく一部をパッケージ化したものだ。久高島で12年に一度行なわれていた神女の就任儀式であり、1978年を最後に途...