手前味噌解禁/大塚智穂
今年に入って仕込んでおいた2種類の手前味噌。秋の風が吹いてきたので開けてみることにした。
4月仕込みは、蒲さんのお米で初めて仕込んだ麹、実家で使用している東海産の大豆、伯方の塩。
5月仕込みは、蒲さんのお米で初めて仕込んだ麹、豊島の大豆、御塩で仕込んだ超プレミアムなお味噌。
私はお味噌を仕込む時、水の入った袋で重しをするのでお味噌が空気に触れることがなく、カビも生えません。今回はどうかな?と蓋を取ると、2つともカビも生えず、良い状態のお味噌が出来上がっていました。5月に仕込んだプレミアム味噌を少し味見。5月に突入しての味噌作りは初めてだったので、まだまだ若すぎるかな…と心配でしたが、しっかりお味噌になっているではありませんか。御塩を使っているのと、若いお味噌なので、甘みと旨味があって美味しい!かなり良い出来栄えだったので、今後のお味噌作りは麹から仕込もうと心に誓う。
4月仕込みのお味噌はどうかな?と味見。色的にはプレミアムよりも少し色が濃いめで、少し塩味が立っているけれど、こちらも十分満足な出来栄え。どちらも胡瓜につけたり、炊きたての新米にのせたり、具だくさんのお味噌汁にしたり…と、もう美味しい物しかうかばない。
お味噌作りは仕込む時は重労働で大変だけれど、出来上がるまでの時間もワクワクするし、数ヶ月待ちに待って(ほったらかしだけど)、開ける瞬間なんてカビ生えてないかしら(しょっちゅう開けると雑菌が入ることも考えられるので私は一度も開けない)とドキドキしたりして。最後は美味しく食べられる。これだから手作りはやめられないんだな。
実は、1月に購入した豊島の大豆がまだ3キロ残っている。2樽は何とかできたのだけれど、当時3樽目を1人で仕込むだけの気力と体力が続かなかったのだ。大豆を来年には持ち越したくないので、初の試みとして、10月か11月に仕込もうかな…。
大塚 智穂
手前が4月仕込みで少し色が濃い目。奥が超プレミアム味噌。
超プレミアム味噌を使った具だくさんのお味噌汁。いただいた採れたての新物のサツマイモ厚めに切っていれました。お野菜から出たお出汁と新物のお味噌で十分おいしいお汁になります。
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