2017.02.27 14:30HOMEMAKERS/大塚智穂小豆島の肥土山という農村地区に、農家カフェをしている『HOMEMAKERS』がある。私たちと同じ2012年に、愛知からお爺ちゃんの家のある小豆島に移り住み、畑をしながら古民家の改装、カフェの準備、それ以外にも色々なことに挑戦している三村一家。2017年2月22日でHOMEMAKE...
2017.02.25 06:20縁側にて/小坂逸雄その日、仕事から帰ってすぐに出掛けなきゃいけない用事があって家でバタバタしていると、門が開く音とウンウンと唸っている声が外から聞こえ、飼っている猫も外を警戒しはじめた。縁側の扉を開けて外を覗くとやっぱり大家の爺さんだった。いつものごとく爺さんはおもむろに縁側に腰を掛けようとしたの...
2017.02.20 14:50イメージで創り上げるカレー/大塚智穂先週お兄さんにいただいたジビエは真空パックで冷凍されていた。全部で4パック。時期の古いものから調理していこうと思い調べてみると「B♀/28.9.2/セロース」と書かれていた。「これはちょっと時間が経っているなぁ」と言っていたけれど「煮込むので大丈夫です!」とコンテナいっぱいのワイ...
2017.02.18 03:00庭先養鶏はじめました2/よしのももこむかしむかし、画面を触っても操作できない携帯電話機しかなかった頃。人々が携帯の小さな数字キーをチマチマと器用に押しながらゲームに興じていた時代がありました。携帯アプリ自体ほとんど使うことのなかった私でしたが、長い通勤時間の暇つぶしにダウンロードした“隣の部屋の魔王”というロールプ...
2017.02.13 13:30さ、さ、さ、さ、さんきゅう/大塚智穂「実家の豆腐が食べたいな…」と思うことが(多々)ある。そして、絶妙なタイミングで「今日豆腐送っておいたから!」と連絡があったりすると、やっぱり血が繋がっているってスゴイな…と感じる。今日もそんな日だった。届いた箱を開けると、豆腐や湯葉、油揚げ、がんもどきがたくさん。さらに、チーズ...
2017.02.11 09:05終電は私を救う/山本佳奈子 残念ながら、最大のホームシック期間である。もう、地元に帰りたくて帰りたくて仕方がない。こういうことを言うと沖縄の人は「ああ、また脱落者か」とか「結局は内地の方が好きなんでしょ」とかネガティブな印象を受けるのかもしれないが、私にとっての故郷とは、関西であり尼崎なのである。沖縄の人...
2017.02.11 09:00スイスの冬/Nemu Kienzle 標高の高いスイスの冬は早くやってきます。10月になると寒い風が吹き始め、日の出ている時間が短くなってきます。これからはじまる寒く長い冬を思って気が重くなります。11月に入ると前触れなく初雪が降ります。スノータイヤにかえていない車が滑って交通事故が所々で発生するのもこの季節です。...
2017.02.07 12:20僕と落語 -6/蒲敏樹俳句の季語に「初笑」というのがある。「傍らに人無き如く初笑」高浜虚子虚子は傍若無人に笑いまくったのかも知れないが、落語好きとしてはやはり寄席で笑いたいところ。めでたい「初天神」や冬ならではの「上燗屋」なんかも良い。今はもう無くなってしまったが、正月2日に京都の全日空ホテルで初笑い...
2017.02.06 14:30節分/大塚智穂島で最初の節分は2013年。家の鍵を開けたまま少し不在にして戻ると、玄関の棚の上に、袋に入った「恵方巻き」が置かれていてかなりびっくりした。この年は、島へ越してきた若い夫婦(そんなに若くないけど)にと、日頃から私たちのことを気にかけてくだすっているご近所さんがそれぞれ「恵方巻き」...
2017.02.03 13:30引っ越しとダンサー/小坂逸雄先週の土曜日に小豆島に引っ越しをしてきたダンサー・俳優などを生業としている松之木天辺さんのトークイベントを開催した。去年まで小豆島へ訪れたこともなかった天辺さんは、昔から「小豆島に住む」と周囲に口にしていたそうで、今回の引っ越しは小豆島という場所に対する具体的な憧れというものでは...
2017.02.01 10:00庭先養鶏はじめました1/よしのももこ2016年夏。家浦の港は、3年に一度の芸術祭の会期中&お盆休みというスペシャルウイークのため、とてもにぎわっていました。そこへフラフラと上陸した1台の軽ワゴン車。屋根の上にママチャリや謎のペール缶などガラクタ風味のアイテムを大量にくくりつけ、車内にも布団やらダンボールやら家具やら...