ハレの日はお赤飯/大塚智穂

有り難いことに、我が家のちびすけにと、お祝いやらプレゼントを多くの方からいただいた。「ちびすけにお祝いをいただいたら必ずお返しをしなさい。ちびすけの祝いなんだから。」と実家の母からの教えを実行すべく、島内の方には内祝いの品と、手製のお赤飯をお返しすることを決めていた。生後4ヶ月のちびすけも午前中はとても機嫌が良いので、午前中に蒸して午後からご挨拶回りにすれば可能なはず。ただし、何軒か回らなければならないので、日の良い日を選んで何日かに分けて行うことになった。

一度に蒸す餅米は一升(1500g)で前夜から仕込んでおく必要がある。ちびすけが寝静まった夜中に豆を炊き、餅米を洗い、豆の煮汁に餅米を浸すところまで。翌朝ざるで水を切り、豆を混ぜ、蒸気があがった蒸し器に入れて強火で蒸す。途中で大きなボウルに蒸している途中の赤飯を出し、豆の煮汁にお塩を入れた「しと」をかけ、さっくりとまんべんなく混ぜ込み、もう一度蒸し器に入れ直し、強火で蒸し上げる。

お返し用の赤飯は合計で5升弱。数日に渡って作ったので、改良を重ね、最後は豆の腹も割れること無く上手いこと蒸し上げることが出来るようになった。添える胡麻塩の胡麻は白胡麻に。お赤飯の赤と、白胡麻で紅白になります。ちびすけのおかげで、ハレの日にはさらりとお赤飯を用意できるようになりました。

大塚 智穂

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