南の島の美味しいもの便り/大塚智穂

小豆島での生活をスタートさせ6年。それはそれは沢山の方と知り合うことができた。島で出会って、また島に遊びに来てくれたりと本当に嬉しい限りだ。

鹿児島の沖永良部島に住むリエちゃんと知り合ったのも小豆島。実際に会ったことがあるのはたった2回なのに、今はありがたいことにFacebookやInstagramといったSNSでそれぞれの状況を知ることが出来るので、そんな感じが全くしない。とても不思議な感覚だなと思う。

沖永良部島は鹿児島だけど沖縄に近い。そんな遠くに住むリエちゃんから、南の島の美味しいもの「完熟マンゴー」が届いた。箱を開けると南の島の香りが広がった。春先には沖永良部島の新ジャガが届き、そのもっちり具合に感動した美味しい新ジャガだった。届くたびに「沖永良部島のリエちゃんから」と、島でご縁のある人に配達するのだけれど、何か届くたびに「あぁ、なんだか申しわけないけれど、凄く嬉しい…」となる。遠く離れた私たちのことを忘れずにいてくれているのが本当に嬉しく、「今度は小豆島の美味しいもの、何をお返しにしようかしら…」となる。

ついつい大事にしてなかなか食べられなかった「完熟マンゴー」を食べてみた。

遠く南の島の香りがした。

いつか沖永良部島へ、会いに行きたいなぁ…。

大塚 智穂

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