スモモモモモモ／大塚智穂

少し前は枇杷祭りだったのが、今ではスモモ祭りに変わりました。東京で一人暮らしをしていた時は、果物といえばバナナくらいしか買うことはなかったけれど、今では果物に困ることのない暮しをしています。

手前はハニーローザ。青い状態でも甘くて本当に美味しい実をつける種類です。このハニーローザはご縁があって知り合ったお素麺屋さんが作ってるもので、3年ほど前に初めて食べて、その美味しさに感動し、それからは毎年実家へも送っています。今年も8キロほど送ってもらいました。毎年食べるたびに「ウッマ！アッマ！」と言ってしまうスモモです。

その奥の赤い実は、山ちゃんにもらったレッドスター。山ちゃん家の庭でとれた無農薬だそうで、真っ赤に完熟している。レッドスターの実は甘く、皮は酸味と少し苦味もあって昔ながらのスモモだ。

小豆島も以前はスモモを育てている農家さんがもっと沢山あったとのこと。ただ、スモモは雨が降ると実が割れたり痛みやすくなったりする繊細な果物なのもあって、今では産直で見かけたり、知り合い同士で流通するのがほとんどじゃないかと思う。

新しい種類のハニーローザ、昔ながらのレッドスター、どちらも全然違う味で個性があって、でもどちらも大好きなスモモです。

さて、そろそろイチジクの季節がやってきますよ～！

大塚　智穂