切って干すだけ切り干し大根/大塚智穂

大根畑を見かけると、だいたい数十本単位で植えられています。

大きくなるにつれて、「あ、そろそろ大根の季節かぁ。おでんでもしようかな。」からはじまり、さらに大きくなった大根たちが沢山産直に出回りだすと、「あ、そろそろ切り干し大根の季節だな。沢山買って干しまくろう。」と大きな大根を5~6本買って帰ります。すると、不思議な事が起こります。なんと、数日中に色々なところから大根をいただくのです。そうして家に大量の大根がストックされるのです。大量の大根は煮炊はもちろん、お漬物にも変身しますが、この時期は切り干し大根を作ります。ひたすら切って、切りまくり、あとはひたすら干すだけ。

私は切り干し大根が大好きです。切って干しただけなのに、なんであんなに美味しくなるのか。干してカラカラにしてしまえば1年間でも保存できるし、甘酢で戻せばパリパリのお漬物にもなる。お汁に入れれば、それはそれはやさしい甘さの出汁が出る。

さてさて、まだまだ切り干し大根作りは続きます。

1年分だけでなく、人にあげる分も作らなくっちゃ。

大塚 智穂

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