小豆島茶会/大塚智穂

瀬戸内国際芸術祭の会期中にあたる10月29日、11月5日の2日間で小豆島茶会 「ようこそようこそ」 が開かれました。

茶事をされた川西万里さんは大阪・中之島のデザイン会社 graf に所属されていて、とっても美味しい台湾烏龍茶との出会いをきっかけに、お茶について日々勉強されるようになったそうです。そんな万里さんから「小豆島でお茶会をするから、お茶菓子を作ってみませんか」と声をかけていただき、小豆島の素材、季節を感じられるお菓子をと考え、今回は2種類のお茶菓子をご提案しました。

・安納芋のきんつば 醤油のキャラメリゼ

(HOME MAKERSさんの安納芋に御塩ときび砂糖を加えて蒸し上げきんつばに。正金さんのお醤油ときび砂糖をのせてバーナーで炙ってキャラメリゼしたもの)

・御塩の蒲さんの新米を使った新漬けオリーブ入りのおはぎ

(蒲さんの新米と肥土山のもち米に、i's Lifeさんのオリーブの新漬けを入れ、塩気を効かせたおはぎ)

1回目の会場は醤油会館の裏手にある茶室で。

2回目は馬木の旧山吉醤油さんで。

万里さんのお手前でいれられたオリーブ茶は、オリーブの葉そのままが茶器に浮かんでいて、なんとも素敵。本来オリーブ茶は独得の苦味があって好みがでるのですが、とても美味しく、目でも楽しめる素敵な時間となりました。

実は私自身、お茶会というものに参加するのがはじめてで、難しいことは分らないし…と若干緊張していたのですが、会場に足を踏み入れた瞬間から、その空間、時間を楽しみ、お手前を眺めながら「なんて素敵で素晴らしい時間なんだろう」と感じました。今後も機会を作って、小豆島でのお茶会をもっともっと沢山の人に味わっていただきたいなと思いました。

大塚 智穂

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