力尽きて失敗した畑/小坂逸雄

去年、気合いを入れすぎてアッという間に力尽き失敗〜放置した畑を、今年こそは地道に続ける決心をしてから早5ヶ月が経ってしまった。草刈りは今年に入ってから一回しかやっていない。畑は再び元の荒れ地になっていた。きれいに手入れされた畑に挟まれているのでこの季節だとさすがに目立つ。作業としてはきらいじゃないのだけど、いつも何となく腰が重くて手を付けないでいるのがこの草刈りだ。

雨上がりの朝から作業を開始。サッカーのピッチで言うとゴールエリア2個分くらいの面積か。去年のこぼれ種でいろんなところからライ麦が生えていて、畑の間抜けさが際立って見える。畝をつくっていたところ、畝をつぶしたところ、手を付けなかったところ、石垣の際、その場所それぞれに居場所を見つけた雑草がとてもバラエティ豊富に茂っていた。草刈りは順調に進んだけど、その雑草のバリエーションを見ながら畑の一年というものを想像する。今日草を刈ったとて、こまめに手入れをしていかないとまた同じことの繰り返しになってしまう。畝を立てなければならない。種や苗を植えなければならない。水やりをして間引いたり摘心をしたりもしなきゃならない。そしてまた雑草を抜いて。。。は、果てしない。。。

はて、またもやいきなり打ちのめされてしまった。果たして今年はきちんと続けることができるだろうか。乞うご期待である。

作業が終わって一息ついていると、上の畑のオバアがソラマメとタマネギをくれた。




小坂逸雄
東京出身、小豆島在住。
2020年4月現在、高松にて養蜂の修行中。

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