ちびすけのごはん/大塚智穂

我が家のちびすけが誕生してから310日(10/22)が経ちました。お腹にいた時間よりも外に出てからの時間が長くなり、今ではつかまり立ちもできるようになり、驚くほどのスピードで移動する高速ハイハイもマスターしています。今日に至ってはストローで飲み物が飲めるようになっていました。(大人では当たり前の動きも、全くなにも出来ない赤ちゃんから出来るようになる瞬間を目撃すると「おおお!」と感動したりします)

産まれてからの数ヶ月は慣れない育児に「早く大きくならないかな…早く大人と同じご飯を食べるようにならないかな…」と思っていましたが、今では「そんなスピードで成長しなくてもいいよ、ゆっくり、ゆっくりいこうよ…」と、凄まじいまでの成長っぷりに、実は母ちゃんがついていけてなかったりします。

我が家の離乳食スタートは遅く、生後7ヶ月頃からスタート。遅いスタートだったせいか、段階を上げるピッチが早く感じました。おもゆや野菜のペーストの期間は短く、あっという間に「ええい!もろもろ入れて煮てしまえ!」と具沢山のおかゆのようなものになり、ここ数日は自分で食べたそうにしているので、五分粥にじゃこや細かな海苔、片栗粉少々を入れてのばして焼き、小さな手と小さな口でも食べやすいサイズにカットしたものを目の前に置くと、ひとつずつ摘んでは口へ入れていました。

島へ来て、四季折々で変わる島の食材に囲まれ、日々のごはんはもちろん、人が集まるときにもごはんを作ることが多かったけれど、今は小さな体のちびすけが食べる離乳食を作ることがとても新鮮。離乳食の本には野菜の切り方も月齢によって変化すると書いてはあっても、その子その子で食べ方にも成長がある。市販のベビーフードを参考にしたり(常にストックしてあります!)、食べさせながら食べている様子をじっくり観察して、「こんな食べ方になってきたから、もっとこんな感じのものも増やしたほうがいいな」とか。最初の頃から比べると調理方法も変わってきました。まだ言葉が話せない分、表情を見て、どうしたら美味しそうにパクパク食べてくれるかな~と。これからも島の食材を存分に使って、試行錯誤しながら気楽に進めたいと思います。

大塚 智穂

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