スナップとスナック/大塚智穂

春の霞がかった景色から、新緑の眩しい季節がやって来た。

春から初夏へかけて、島中の植物達が生き生きと成長する。この時期、柑橘の花は咲き乱れ、花の匂いに誘われ蜂が飛び交う。雨が降って陽が照れば、木々は枝をのばし、雑草は何度刈られてもすぐに元気を取り戻す。山々の緑が更に濃くなり、生命力に満ち溢れている。

春といえば豆。

キヌサヤ、スナップエンドウ、そら豆、グリンピース。採れたての豆は軽く塩茹でするだけで、甘くて旨い。スナップエンドウにいたっては、茹でたてを1つ味見すると手が止まらなくなってしまうので、多めに茹でておくのです。※ところで、スナップエンドウとスナックエンドウ、どちらも聞いたことがあるけれど、本当はどっちが正しいのだろうか…と調べてみたところ、正式名称はスナップだそう。ただ、日本ではスナックエンドウ(豆は一緒)も浸透しているので、このさいどちらでも良しとしましょう。

さて、日課のお散歩中によその畑を横目で見てみると、立派な胡瓜がぶらさがっているところがありました。さあ、そろそろ夏野菜が出始める頃ですよ。あぁ、野菜万歳!!!

大塚 智穂

一歩農園のライムの木。今年はいくつ実がつくかな。

そら豆をさやごと焼いて、お塩をつけてパクリ。

お豆を塩茹でし、茹で汁につけて保存。プリプリの食感と甘みがたまらない。

定番の豆ごはん!我が家は塩茹でのお豆をごはんを蒸らすタイミングで入れて、最後に混ぜ合わせます。

蓬と新玉ねぎのかき揚げ。蓬の香りがたまりません。

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