いちじく/大塚智穂

実は小豆島に来るまでは、イチジクは苦手な食べ物の1つでした。まず見た目。中を開けると赤く小さな粒々が数えきれないほどつまっていて、何だかぞわぞわしてしまう。味もどことなく土っぽい香りだし、果物なのにフルーティさが感じられない。わざわざ買ってまで食べる物ではない、それが私のイチジクのイメージでした。(そもそも生のイチジクをまともに食べたことがなかった)
それが、数年前、たまたま大量に頂いた島のイチジクを、思い切って生で食べてみた時の衝撃たるや、、、土臭さもなく、優しい甘さの中に酸味もあって、種の粒々がお口の中で弾けてる。「なにこれ…うっまぁ…」と貪るように食べた覚えがあります。いちじくに目覚めた瞬間でした。

それからというもの、毎年お盆を過ぎたあたりから、イチジクの木を見かけると「今年は豊作かしら、そろそろ熟してくるのかしら?」などと勝手に私のチェックが入る。すると「イチジクいる?」と声がかかる。それはもう小躍りする程の喜び。

いよいよ今年もイチジクシーズンの到来…祭りや…イチジク祭りじゃーい!!!
生のままはもちろん、ジャム、コンポート、セミドライイチジクなどなど。いろんな姿に変身させる。そこからお菓子やパンにいれたりと、イチジクのポテンシャルは計り知れない。
今年はいただいたイチジクの多くをセミドライイチジクにしておいたので、友人に送ったり、冷凍保存してあるので、今後パンやお菓子に変身させるのが楽しみだなぁ。

今年はご近所さん宅のイチジクを沢山いただけて、いやもう、来年も期待してしまいますよ。むふふふふ。イチジク愛が強すぎて、写真多め❤︎

イチジク祭り開幕の初イチジク。
半割でセミドライに!
オーブン120度120分
そのままでも。
ご近所さんのイチジク2種類。小さな方が甘い!
スライスしてセミドライチジク!
自家製カスピ海ヨーグルトに自家製グラノーラ、セミドライチジク!
島の風を届けたくてhoro booksこどもと一緒に友人に送る。
どしどしやってくるイチジク!どんとこーい!
コンポートにも。
スパイス入りのイチジクジャム!



大塚智穂
2012年5月、夫と共に小豆島生活をスタート。ごはんやおやつを作ること、人に食べてもらうことが好き。夫、ナミちゃん(5歳の愛犬)、ちびすけ(2歳男の子)の3人と1匹暮らし。

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