2020.08.05 01:32起業 後編/岡村友章研究教育系の団体で5年勤め、1年の育児休業を取得し、復帰せずにそのまま退職した。すぐに大阪の茨木税務署へ向かった。開業の届け出を出すためだ。2017年4月のこと。「辞職願」と同じくらい、「開業届」も単純なものだった。「私はいついつからどこどこを拠点にしてどういう生業をやります」。...
2020.06.18 02:30起業 前編/岡村友章父は電気工事士として自営業を営んできた。僕が思春期のころに声変わりを済ませると、電話に出た相手は「社長ですか?」とよく間違えたものだった。父の生活を見続けてきた影響があるのかどうかはともかく、僕も同じくして自営業者に転身し3年が経った。今回は泥臭い起業のことについて書いてみたい。...
2020.05.26 09:11いつのまにかあなたはそのドアの前にいた 後編 / 岡村友章祖父の故郷である徳島県の山里を訪ねたことがきっかけとなり、日本茶の世界のドアを開けることになった。まずはお茶を買って飲んでみようと思ったが、どのお店に行けばいいのか見当もつかず、当時は京都市に暮らしていたこともあって繁華街の有名店を訪ねることにした。促されて奥のカウンターに腰かけ...
2020.04.27 01:26いつのまにかあなたはそのドアの前にいた 前編/岡村友章突いても崩れない野望とか、子どもの頃からの夢とか、それらしいものがなくても生活はおもしろくなるものだ。僕は、大阪の島本町で妻と子ども2人と生活しているお茶屋だ。子どもの頃の夢は海遊館の職員だったけれど、小学生のときに図書館で「水産学」の本をたまたま手に取ってみたら、あまりにも難解...