75歳になりました 2 /平野公子
眼の不具合(緑内障)の次にきたのが、膝痛でした。これはすでに2年前からジリジリ始まっていたようで、とうとうある朝、歩くのにうまく左足が前に出ない、なんていうことだろう、足が交互にでないなんて、小学一年生の運動会で緊張のあまり行進できなくなったあの日以来ではないか!ちょっと焦った。
よく見ると膝がパンパンにふくらんでいる、パンクしそうに。押すとワァァァがまんできない痛さがぁ、、、これ始めての痛さだった。
足なんてそのうちなんとかなるだろう、と甘く考えていたが、どうもこりゃ無理。ごめんなさい足をバカにしてました。その日の午後、近くの整形外科に左足ひきづりひきづり行ったのだった。
ありゃりゃ、こんなになるまでガマンもほどほどにね。髪をすっかり染め込んだ細身の男の先生はやおら大きな注射器を膝の特に痛みのないあたりにブスっと。かなりの水がたまっていたようです。て水がどうしてたまるのかいまだにわからないのだが。まぁいいか。そのあと、チクリとなにやら注入。ヒアルロンという液らしい。それから電気マッサージを数分受けて終了。
医者が言うには、これ加齢だからみななるの、そのうち両足ともなるからね加齢だからね、自転車のるか、ジムに通うかしてね。それ両方ともできません、だったら歩く、屈伸くりかえす、やって加齢だから。
たしか7回ほどお説のしっぽに加齢をつけてはなす先生だった。毎週お出でと言われたが、あんまり行きたい場所じゃないので、痛くなりそうな寸前でいくことにしている、それでもひと月に一度は注射ブスッをやられているのです。
平野公子
メディアプロデューサー
「マルテの学校」企画運営
https://twitter.com/sora_kita
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